「昨日は晴れ、今日も朝」~武田邦彦先生のヒバリクラブより~

保守の人々

この数日間、ご自身のヒバリクラブで参政党の批判を続けてこられた武田邦彦先生。
今日は今年最後のヒバリクラブの配信がありました。
武田先生が参政党の批判を続けて来られたのは、党の理念に共感し、声の小さな人を守りたいと政治活動を始めた初心に戻り、理不尽に党を除名されたり、公認を外されたりした方々の存在を明らかにするためでした。
参院選後とは言え、変わってしまった参政党へ、自身の選挙戦を通じて有権者に入党を呼びかけた自らの責任を取るためでした。
そして、党の理念として掲げる「大調和」とは程遠い組織内運営の実態を明らかにし、政党助成金を受け取る公党として、党の運営をより民主的にするためでした。
武田先生はご自身が経験された具体的な事象を、詳細に淡々と述べられただけでした。
その内容を聞けば、それが私怨などではなく、党のため、ひいては日本のためだと分かるはずなのに、ネットには先生を誹謗中傷する心無いコメントが書き込まれました。
武田先生の近くにおられる方の7割は、先生の名誉を思って、発信を始められた当初に控えた方がよいと助言されたそうです。
武田先生は別のご自身のYouTube番組で、それがプレッシャーだったとおっしゃっています。
なぜなら、批判を受けるから辞めるというのであれば、それは損得、つまり自分のためだということになるからです。
武田先生はこれまで、常に私心を捨て、人のため、日本のために発信し、行動して来られました。
今回の発信もこれまでの先生の発言どおり、言行一致、ご自身が何を言われようとも、人のため、国のために続けられたのです。
そして、その発信も1年の締めくくりとして今日で終わり、来年からは心機一転、新しい視点で前を向いて進まれる決意をされたようです。
お話を聞けば、苦しいことばかりが続いたようですが、全国を回り支部の党員と交流したことが楽しかったと思い出深く語り、懇親会後の送迎のことまで党員の苦労をねぎらってくださる先生の優しさに涙が出る思いです。
私たちの代表が、伊東でのタウンミーティング、懇親会後に先生を一緒に帰る新幹線のホームにご案内した際に、誤って反対側に上ってしまった時のことを語ってくれました。
時間が迫っているにも関わらず、先生は「いいんだ、いいんだ」とニコニコ笑ってくださったそうです。
そして、乗り換えのために途中で降りたホームでは、見えないところから代表が乗ったこだまを手を高く上げて見送ってくださったそうで、画面から伝わるままの先生のお人柄を思わせるエピソードでした。
今も党のために活動しておられる党員の皆さまに、武田先生の思いが正しく伝わることを願っています。
そして私たちからも申し上げたいこと。
「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」という党の理念はすばらしい。
しかし、国を守るために、民主主義の日本では多くの国民の信頼を得る必要がありますが、目的のために嘘をつき、人を切り捨てる現在の参政党の全体主義的手法でそれが可能かどうか、もう一度考えていただきたいと思います。
日本が過去に発展してきたのは、昔の日本人が本来の日本人の心を持っていたからです。
私たちが取り戻したいのは、日本人の心です。
先生が常におっしゃっておられる誠実、恩義、慈愛の精神です。