伝承・伝統・文化

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戸籍制度と日本文化の神髄について

日本の戸籍制度は、我が国の文化と歴史の中核を成す重要な法制度です。戸籍法に基づく「筆頭者」の概念は、単なる行政上の記録にとどまらず、日本における「家」の制度を保つ役割を果たしています。この「家」の制度は、古代から日本社会の基盤として受け継が...
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静岡県浜松市天竜区石神に佇む芳光堂の物語

静岡県浜松市天竜区石神に正法寺というお寺があります。正法寺の境内にある芳光堂は、旧石神小学校にあった奉安殿を移設し再生した建物です。その歴史には、戦争の影響を受けた時代の中で地域住民が見せた知恵と行動力が色濃く刻まれています。 日本は古くか...
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凧揚げの歴史を振り返る

まもなく(5月3日~5日)、静岡県で最も「有名」なまつりとされる浜松まつりが開催されます。浜松まつりといえば、大凧の凧揚げ合戦が有名です。 そこで、凧揚げの歴史を振り返ってみました。 浜松まつり凧揚げ合戦 浜松まつりの凧揚げの起源は、今から...
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「鈴」と日本らしさ

「鈴」はキーホルダーやスマホにつけたり、女性が和服を着る際に簪(かんざし)につけたりするなど、身近なものです。 かんざし 「鈴」の起源には諸説あるものの、縄文時代には土鈴(どれい)という土製の鈴が存在しており、古墳時代には金属製の鈴が作られ...
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桜が花咲き見ごろの時期になりました。日本の花と言えば「桜」と言われるほど馴染み深い花です。海外でも多くの場所で桜の木が植えられていて、桜の花が日本、日本人のイメージに合うという報道もなされているようです。 なぜ、これほど日本人にとって当たり...
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神道と神社(2)

前回の神道と神社(1)では、分社の数が多い順に3神社に触れさせていただきました。主祭神が記紀(古事記、日本書紀)に名前の出てくる、神話となっている神様です。 その他の日本の神社の主祭神の多くも、神話となっている神々ですが、そのほかに記紀以降...
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小名木善行先生の講演会を開催しました

令和6年3月17日(日)、小名木善行先生 春の講演会in浜松『日本の心と静岡県』を浜松市地域情報センター 1Fホールにて開催しました。 講演会開始は15時でしたが、準備は午前中から開始し、1時間前には小名木先生ご夫妻も合流して、手分けして現...
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神道と神社(1)

神道では八百万(やおよろず)の神さまがいらっしゃるとされています。八百万というのは800万という具体的数値ではなく、「とても数が多い」という意味です。 数え方によって異なりますが、日本には8万以上の神社があり、しばしば5万ほどのコンビニエン...
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二宮金次郎の逸話「反面教師」

近年数が減っているようですが、小学校などで校門近くにある銅像といえば「二宮金次郎像」。 薪を背負って読書をしながら歩く少年の姿は、家の手伝いをしながらも学びを怠らない理想の姿として広められました。 多くの人に知られている金次郎ですが、大人に...
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東風解凍(とうふうこおりをとく)

今日は二十四節気の一節気、立春ですね。暦の上で春が始まる日です。旧暦では立春に近い新月の日を元日としていました。寒が明けて徐々に春の兆しが見え始め、一年のスタートでもある立春。以降、最初に吹く南寄りの強い風を「春一番」、立春後も続く寒さを「...