絡合会準備会in静岡

活動報告

令和6年6月10日、全国の絡合会準備会のメンバーが静岡県浜松市に集結しました。

今回の目的は、一般社団法人を目指す絡合会の設立に必要な書類を完成させること、つまり、設立届に役員全員の捺印が必要であり、東京から兵庫まで全国各地に居住する理事が一堂に会することでした。
そして、ちょうど中間地点となる浜松市がその候補地に選ばれ、私たち志氣友学舎がホストすることとなったのです。
実は今回の目的はそれだけではなく、6月3日にお誕生日を迎えられた武田邦彦先生のお祝をすることにもありました。
この日、新幹線で来られる予定だった絡合会役員と用務員を浜松駅でお出迎えするために、私たちは「静岡絡合会」の旗を立てて、新幹線の改札口付近でお待ちしていました。
あらかじめ、皆さまには乗車する新幹線の時刻をお伝えしており、その時刻に私たちはお待ちしていたのですが、最初に到着されたのは、なんと武田邦彦先生と理事のおひとりでした。
予定より早いお着きに、先生は前の用事が少し早く終わったので、とその理由をおっしゃいました。
いつだったか武田先生がヒバリクラブで、時間の流れは同じであり、予定の時刻より早く着くように電車に乗ると、気持ちに余裕ができ車窓の風景も楽しめる、という趣旨のことをおっしゃっていたことを思い出しました。
その後、予定の新幹線で全員が到着されたのを確認し、別に車で来られた皆さまとも合流し、車に分乗して、この日の会場を目指します。
この日、最も遠方から来られたのは、山形の用務員さん。
車中では、お互いの地元の話で大いに盛り上がりました。
今回の会場に私たちが選んだのは古民家サロン香爐。

古い家をリフォームして作られたいわゆる古民家カフェです。
食事は提供されない代わりに、ワンドリンクを注文すれば、他の飲食物は持ち込みOKとなっており、安価で気軽に集まるための場を提供してくれるサロンです。
香爐に着くと、武田先生の講義を聞くことができるように、パソコン、プロジェクターを設置し、総勢26名が座れるように会場内をセッティングしました。

最初に赤尾代表からのあいさつがありました。

続いて、今回の目的の一つでもある理事による設立届への捺印式。

そして5人の理事の方々から、自己紹介と絡合会への思いをお話しいただきました。
赤尾由美代表からは、絡合を示すものとして、集積所のゴミをカラスが食い散らかした現場に遭遇し、自身が一人で掃除を始めたら直後にご近所さん数名が出てきて一緒に片付けをしたというエピソードが語られました。
他に期待せず、自身がよかれと思うことを実践する中で、同じ思いの人が自然に集まる、そんなふうに絡合していきたいとのことでした。


そしてその後にいよいよ武田先生のミニ講義です。
ミニ講義と言っても、今回、先生が用意された資料は、なんと75ページにわたる大作。
そしてそのタイトルは、浜松がうなぎの産地ということで「絡合会:うなぎ議論」とつけられていました。

人口の話、エネルギーの話、未来の話など、75ページにわたる先生の講義内容は多岐にわたり、途中を抜かしながら駆け足で全体を解説されましたが、これから世界がどのように動いていくのか、その中での日本の取るべき政策など、全体を俯瞰したスケールの大きなお話が多くありました。
先生のお話は、毎日ヒバリクラブを拝聴している筆者にとっても新しく、もっと深くお聞きしたいと思うものばかりで、時間がないことを残念に思いました。
武田先生は絡合会を旅行を楽しむ会にしたいという趣旨のことをおっしゃっていますが、その理由を次のように説明されました。
すなわち、日本人は常に自然と共に暮らしてきた民族であり、自然を最も感じられるのが旅なのだということです。
2090年の日本がどうなっているか、そんなお話もありました。

恐らく、ここにいる誰もその時まで生きていないかもしれませんが、今の日本を次世代に繋げていく責任が我々にはあります。
そのために必要なのは、誠実、恩義、慈愛というこれまでの日本人が持っていた心を取り戻すこと、絡合会はそれを理解する人々が集える会にしたいと感じます。
そして最後に先生は、この資料はそれぞれで役立てて欲しいと述べられました。
今回のミニ集会は、残念ながら当地へ来られなかった方々のために、Zoomでつないで参加できるようにしましたが、Zoomには、北海道とかち会の方々をはじめ、公務で来られない地方議員の方々の姿もありました。
先生の講義の後、5分間の休憩をはさみましたが、その間にも、Zoomの参加者同士、情報交換する様子が見られました。
休憩時間の後は、私たち志氣友学舎の団体紹介をさせていただきました。

志氣友学舎の紹介
◆団体結成 
令和5年10月末
◆人数
舎員20名あまり
◆理念
「日本の国體と、文化・伝統を守り、人々の心を豊かにすることにより、日本国民の安寧と世界平和への貢献を図る」
◆会費
1,000円/月
◆これまでの活動内容
 「大人の遠足」と称する神社、仏閣、史跡めぐり
 ・熱田神宮、大須観音(令和5年10月)
 ・韮山反射炉、江川邸(令和6年4月)
 議会傍聴
・森田賢児浜松市議の一般質問を傍聴(令和5年11月)
 講演会開催
・小名木善行先生の講演会(令和6年3月)
 勉強会
 ・現職自衛官による講義全6回(令和6年3月~5月)
正しい情報の取り方
 他団体との協力
・浜松市建国記念奉祝記念式典の運営協力(令和6年2月)
 ・遠州灘海岸防砂林黒松の植樹(令和6年4月)
 ・東京・池袋 パンデミック条約反対デモ参加(令和6年4月)
 ・WHOから命をまもる国民運動バスツアー企画(令和6年5月)
 ・北朝鮮による拉致被害者奪還の署名活動(毎月)
 情報発信
・公式サイトのブログやSNSでの情報発信
 絡合会関係
・武田邦彦先生のご自宅訪問(令和6年1月)
 その他
・能登半島地震被災者支援物資の募集、送付(令和6年1月)  など

次に、一般社団法人絡合会の理念と綱領についての説明がありました。
理念と綱領は組織の事業遂行の基本となるもので、常にその精神に立ち返るべき、団体にとっては最も重要なものです。
これまでも協議を重ねてきましたが、ベストなものを作るためにもう一度見直したいということで、理事の案がそれぞれ提示され、用務員に意見を求めたいという発言がありました。

次に地域の絡合会の説明がありました。
任意の地域で地域絡合会を組織し、それぞれのとりまとめを「用務員」と称する事務局員が行うということです。
その後、各用務員の近況やそれぞれの地域での活動について報告する場が設けられました。


午後5時になり、懇親会会場へ移動します。
懇親会の会場は中ノ庄。
浜松の美味しい鰻を召し上がっていただけるお店にしました。

懇親会の最初は理事の大隈さんから乾杯の発声です。

続いて、今回の目的の一つでもあった武田先生のお誕生日のお祝いをしました。
この日ご用意したのは、武田先生のお顔を描いた大きなどら焼きのバースデーケーキ。

それから日本酒のお好きな先生に喜んでいただきたくて、地元を代表する酒造「花の舞」のお酒をお贈りしました。

その後、みんなで「ハッピーバースデー」を歌ってお祝いしました。
某党での思い出も交えながら歓談し、お料理に舌鼓を打ちます。

歓談中、さまざまなところで名刺交換する場面もありました。

最後にみんなで集合写真を撮りました。
シャッターが下りる直前に、誰かが「ポーズは?」と尋ねたのに対し、誰かが「絡合会の5(ごー)」と答え、撮影された写真がこちらです。

最後は、絡合会の今後の発展を祈念し一本締めで終えました。
遠方から来られた一部の方々は残念ながらここで帰られましたが、二次会はカラオケのできるお店に移動します。
2,3分ほど歩くとすぐに二次会の会場となるピエロさんがあります。

お店に着くと、早速カラオケが始まりました。
ピンクレディーの「渚のシンドバット」がかかり、どなた?と思って声の方を見ると、赤尾さん、大隈さんペアがミーとケイになり代わり、完璧な振り付けで歌っておられました。

また、武田先生もカラオケがお好きなようで、マイクを握って歌を披露してくださいます。
女性陣とデュエットもしました。

カラオケはいいですね。
その方の普段とは違う意外な一面を見せてくれます。
楽しい時間はあっという間で、新幹線の時刻が迫り、途中で武田先生や赤尾代表、その他遠方から来てくださった方々をお見送りしました。

準備会を経て、間もなく一般社団法人絡合会が設立の運びとなります。
紹介制の形を取るようですが、多くの方がご参加くださることを願っています。

令和6年6月10日(月)浜松市にて