二十四節氣と七十二候

二十四節氣と七十二候

春分の日

今日は春分の日、太陽が真東から昇り、真西に沈む日です。昼と夜の長さがほぼ同じになることから、古くから重要な日とされてきました。古代の人々にとって、太陽は命の源であり、自然を支配する神聖な存在でした。日の出とともに働き始め、日の入りとともに休...
二十四節氣と七十二候

啓蟄:春の訪れを告げる節氣

3月5日、今日から暦は啓蟄です。啓蟄は二十四節氣の第三番目で、太陽黄経が345度になった時を指します。 啓蟄の「啓」は「開く」という意味、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味です。つまり、啓蟄は冬眠していた虫が土中から這い出し...
二十四節氣と七十二候

第五候 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

七十二候の第五候、雨水の次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」は、2月24日~28日頃にあたります。この時期になると、雪や霰(あられ)が雨に変わり、積もった雪も解け始めます。湿った空気と陽光が織りなす幻想的な霞は、春の訪れを優しく告げてく...
二十四節氣と七十二候

第四候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

降っていた雪がいつしか雨に変わり、積もった雪や氷が本格的に解け始めます。冷たい雪解け水は大地を潤し、土中の微生物たちが活動を再開します。二十四節氣の第2番目、雨水の季節に入りました。雨水は2月19日頃~3月5日頃までの期間を指し、農家の人々...
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第三候 魚上氷(うおこおりにのぼる)

2月14日~2月18日頃は、七十二候の「魚上氷(うおこおりにのぼる)」と呼ばれる時期です。厳しい冬の寒さもようやく峠を越え、春の訪れを少しずつ感じる頃となりました。この時期の氷を表す「薄氷(うすらい)」という言葉があります。薄氷とは、冬の終...
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第二候 黄鶯睍睆(うぐいすなく)

暦の上では春が始まった立春をさらに細分化した七十二候は、季節の移ろいをより繊細に表現しています。2月9日~2月13日頃は、七十二候の第二候である「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」です。「黄鶯睍睆」とは、「うぐいす」がさえずり始める頃という意味です...