武田邦彦先生にお会いしました 2

保守の人々

昨日1月21日、かつて某党で共に活動した仲間総勢15人で、武田邦彦先生の名古屋のご自宅にお邪魔いたしました。
訪問の予定時刻を午後1時頃とお伝えしてあったのですが、武田先生はその時刻にわざわざご自宅の外へ出られて、私たちの到着を待っていてくださいました。
講演会等でこれまでにも何回か武田先生にはお会いしていますが、代表以外、ご自宅へお邪魔するのはもちろん初めてです。
先生のお人柄は知りつつも粗相があってはいけないと幾らか持っていた緊張感は、「どうぞどうぞ。」とざっくばらんな感じで出迎えてくださったいつもと変わらない先生のご様子にすっかり消えてしまいました。
お宅に上がると、先生は「説明するから、好きに使ってくださいね。」と、私たちに台所の食器棚などを開いて見せたり、またお家の中をひととおりご案内してくださったりしました。
大学で教鞭を取られていた頃の教え子の方々をはじめ、交友関係の広い先生のもとには多くの方が集い、ここで食事会等を頻繁にされているのだということがよく分かりました。
その後早速、1人一品持ち寄ったお料理やお酒、それから先生がご用意くださったお寿司やビールなどをテーブルに並べ、懇親会の始まりです。
この日、私たちは心ばかりのささやかなお土産として、静岡の地場の魚の干物と富士山が浮かぶ江戸切子のグラスをお渡ししたのですが、先生は大変喜んでくださいました。

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また、今回は北海道十勝地区の方々が集う会場とZoomで繋げ、お互いに自己紹介や近況報告等をしました。
某党で活動している頃は、同じ志を持つ他県の方々と交流する機会はほとんどありませんでしたが、離党してから、徐々にこのような交流が広がっていくことを大変うれしく思っています。
某党で私たちが本来実現したかったことを、今後は共にがんばっていきましょうとエール交換しました。
武田先生からは、次のようなお話がありました。

武田先生のお話

私たちは過去のことは忘れ、前を向いてやっていきたい。
目指したいのは、一人ひとりが自分の考えを持っている、そしてそのことを尊重する組織。
善意の一人ひとりが違う考えを持っているから、全体としてはまとまらない。
それは仕方がないこと。
悪は団結力が強いが、善がまとまるのは難しい。

大切なことは、思いが強いほど自分が間違っているかもしれないという考えを持つこと。

某党で活動している党員の方はみんな純粋で思いが強い。
それゆえ自分が間違っているかもしれないという思いに行き着かない。
一刻も早く離党する方がよいと思う。
そうでなければ、辛い思いをすることになるかもしれない。

そして、元某党の議員は支援していきたい。
それが私たちが間違えたことに対する責任であり、これまでのせめてもの罪ほろぼし。
早く組織を立ち上げて、活動したい。

武田先生はずっとお酒を飲みながら、楽しそうにお話をされていましたが、ある話題では涙をこぼされることもありました。
今も活動している党員のことを本当に心配されていることが、周りで聞いている私たちにもよく伝わってきました。
夕方になって、そろそろおいとましようと私たちがお宅を出た時は、武田先生は最初と同じく家の外まで出て見送ってくださいました。
そして、全員で記念写真を撮り、先生と順番に握手をしながらお別れのあいさつをしました。
驚いたのはその後です。
5分ほど歩いて駐車場に向かい、荷物を運び込んで出発しようと前をふと向くと、そこに先生が立っておられるのです。
以前、武田先生が新幹線のホームで見えなくなるまで手を振ってくださったという代表の話を思い出すと同時に、先生をお待たせしてはいけないと、急いで車を出発させました。
「誠実・恩義・慈愛」とは、まさに先生ご自身を表す言葉だと思います。
大変有意義で楽しく、幸せな時間を過ごすことができ、志氣友学舎メンバー一同感謝申し上げます。
日本の子供たちの未来のために、私たちは先生と共にがんばってまいります。
どうぞ今後ともご指導ください。

令和6年1月21日 武田邦彦先生のご自宅にて