「空と海の向こうへ」ミニコンサートを開催しました

活動報告

12月9日(土)、静岡市の青葉公園で「空と海の向こうへ」ミニコンサートを開催しました。
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて取り戻せないまま、今年でもう46年になります。
他国に奪われた国民を取り戻せない、こんな理不尽があっていいはずがない。
1日も早く引き離されたご家族を会わせてあげたい。
そう願って、長く拉致被害者の署名活動を続けておられる浜松ブルーリボンの会から協賛をいただき、私たちの最初のイベントとして開催したものです。

昨日は12月とは思えないような穏やかな晴天。
風もない陽気に恵まれ、防寒用コートは不要なくらいの暖かさでした。
9時に集合し、パネルやのぼり旗、音響の設置を開始します。

会場の準備をしていると、先日浜松での歴史講演で講師を務められた長尾たかし前衆議院議員が活動に加わってくださいました。
長尾先生は平成21年から衆議院の北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事も務められていました。
10時から、私たちと同様に署名用のボードを持ち、通りがかりの人々に署名を呼びかけておられましたが、署名をいただいた後の振舞いが大変印象的でした。
長尾先生は署名された方に最敬礼並みのお辞儀をして、お礼を伝えるのです。
お話をしていても、本当にお人柄が伝わってくる方です。

10時半からは、大阪から来ていただいたシンガーソングライターの山口采希さんのミニコンサートです。
采希さんは唱歌や軍歌も歌われるのですが、この日は童謡「ふじの山」から始まりました。

あたまを雲の 上に出し
四方の山を 見おろして
かみなりさまを 下に聞く
富士は日本一の山

久々に聴きましたが、美しい声とメロディーがしみじみと心に響いてくる感じがします。
やはり昔の歌はいいですね。
「ふじの山」の2番はこう続きます。

青空高く そびえ立ち
からだに雪の 着物着て
霞のすそを 遠く曳く
富士は日本一の山

曲の合間に話される言葉も力強く、まっすぐに、この活動に取り組む思いが伝わってきます。
ステージの〆は「空と海の向こうへ」です。
何度聞いても切なくなる曲です。

采希さんがこの歌を歌わなくても済む日が来ることを信じ、諦めることなく、私たちは活動を続けていかなければならないと感じています。
なぜなら、拉致被害者を諦めるということは、日本を諦めるということとほぼ同義だからです。

そのために私たちは、静岡県内の保守の団体の皆さまと緩く連帯しながら、活動していきたいと思います。
今回、ご協力をいただいた静岡保守の会の皆さま、ありがとうございました。

拉致事件が解決できない要因のひとつに、国民の無関心があると私たちは考えています。
どこかで拉致被害者の署名活動を見かけたら、どうぞご協力ください。
私たちは、1日も早い拉致被害者の救出を願っています。

令和5年12月9日(土) 静岡市青葉シンボルロードにて