RC主催・湖西浜松地区の黒松植樹に参加しました

活動報告

令和6年4月7日(日)、浜松市の遠州灘海岸の松林に黒松の苗木を植樹する活動に参加しました。
これは、次世代に美しい海岸線を取り戻そうと、国際ロータリークラブ傘下の湖西、浜松市の各ロータリークラブが主催した⁡「1000本のクロマツ植樹」イベントです。
朝9時に一条工務店さんの⁡駐車場に集合し、植樹する場所に移動した後、10時から開会式です。
ロータリークラブの方々の他に、ボランティア団体「西遠連合報徳社」や「浜松植木生産者会議」の方々、およそ300人が集まり⁡ました。
⁡初めに中野祐介浜松市長があいさつされ、⁡松は浜松市の木でもあること⁡、遠州灘で約15年前から松を荒らす「マツノザイセンチュウ」の被害にあい木々が減りつつあることが紹介されました。

⁡その状況に心を痛めていたのが、今回の植樹事業の実行委員長を務められた小林健さんで、植木生産者の方々の協力のもと、今回の浜北産クロマツ1000本の植樹に至ったということです。
⁡浜北ロータリークラブの小林さんは実は私たち志氣友学舎のメンバーでもあるのですが、式の中で「浜松」はその名のとおり浜に松があって浜松であり、きれいな海岸線を取り戻し、その美しい緑を子や孫の時代に残してあげたいと話されました。⁡

開会式終了後、早速グループに分かれて植樹作業です。
あらかじめ竹の棒が400メートルにわたって等間隔に並んで立てられていました。
竹の棒のすぐ横にスコップで30センチほどの深さの穴を掘り、松の苗木を植え、土を入れて再び埋め戻し、松を支えるために竹の棒にひもで上下二カ所を縛ります。
そして最後に水をかけていきました。
1000本の松は、短い時間であっという間に植樹されていきました。
植樹された苗木は20年かけて成長していくということです。

今回の活動で思うのは、自然を守り育てることの大切さです。
⁡近年、街路樹が伐採されるニュースを目にします。⁡
今回の遠州灘海岸の松林に限らず、虫にやられたために伐採された松の姿を、街のいたるところで見かけるようになりました。
毎日見慣れていた街路樹がいつの間にか伐採され、跡形もなくコンクリートで固められていて驚くことがあります。
緑がどんどん少なくなっていく様子に心が痛みます。
何か対策はないのでしょうか?⁡
自然は私たち人間のせいで簡単に壊れてしまいます。
一度壊れた自然を元に戻すことは簡単なことではありません。⁡
苗木から大きな1本の木に成長するまでには、何十年何百年という歳月が必要です。⁡
⁡特に近年は、耕作放棄地や山林などに太陽光パネルの設置が目立っています。
何十年、何百年とかかって成長してきた森林を、⁡人間の都合で伐採して、パネルを設置したりするのは本当に必要なことなのでしょうか。
⁡⁡
⁡今回の植樹を通して、⁡⁡木々の成長する歳月の重みを考えさせられました。⁡⁡
次世代のために、私たちに今できることは何だろうか?⁡
⁡過去に感謝し、未来を守る。
私たちはそれについて考え、実行していきたいと思います。

令和6年4月7日(日)浜松市遠州灘海岸松林にて