静岡の参政党員の皆さま、 一刻も早く離党しましょう

参政党代表の元公設秘書だった平岡さんが昨年12月に自ら命を絶たれました。
党内では主にタウンミーティングを担当されており、党の中枢で懸命に仕事をされていた方です。
しかもご遺族となったお嬢さまは、代表の地元の加賀塾で代表をされていた方です。
まだ若い娘を残して逝かれる、その心中は察するに余りあります。
立場は違えど、日本を守りたい、私たちと同じ思いで活動されていた、いわば仲間であり、同志だったはずです。
9月末に離党されていたとは言え、そのような重要な立場にあった方が亡くなられたことについて、代表や党本部の対応はどうだったのでしょうか。
そのことについて、党員の皆さまは何を感じられたでしょうか。

武田邦彦先生が昨年ずっと、周りの方々の忠告を押し切ってまで参政党の問題点を発信されていたのは、先生が勧めて党員になった方、選挙で参政党に投票してくださった方への責任を取るため、そして公党としてのあり方を正すため、ひいては日本のためだと思っていましたが、それ以上の意味があったことを初めて知りました。
武田先生が発信されていたのは、平岡さんのような方の命を救うため、党を民主的な運営に戻すためでもあったのです。
しかしその思いは通じず、このような結果になってしまったことについて、武田先生はYouTube番組で「自分が死ぬべきだった。」とまでおっしゃり、懺悔されています。
何度も何度も涙を拭うその姿に、本当に胸が詰まるような思いになります。
しかしながらXには、その武田先生の涙を芝居だとまで言う党員もしくは支持者が現れました。
正直、言葉を失います。
そんなはずがありません。
武田先生はご自宅で私たちに同じ話をされた時も、何度も涙をこぼされたのです。
そんなことまで分からなくなってしまったのか、
人の心と命を何だと思っているのか、
そして一体あなた方が守りたいのは何なのかと、怒りがこみ上げます。
もちろん、党員の多くの方がそうだとは思っていません。
しかし、党とその代表に関する数々の意見や多数の離党現象があり、実際に人が亡くなっているのに、何もなかったかのように進もうとしていることを、党員の皆さまは良しとするのでしょうか。
一度立ち止まって、冷静になって考えてみませんか。
情報を整理し、事実にきちんと向き合って、自分の頭で判断することが求められていると思います。
ネットにはさまざまな方がさまざまに発信をされていますが、コロナの嘘を見破った皆さまなら、何が本当で、何が嘘なのかはご自身で調べればお分かりになるはずです。

ここから私ごとも交えてのお話になりますが、お許しください。
「静岡の乱」と呼ばれた昨年9月の県連Zoom会議の直後に、私は党員の皆さまに何の説明もなく離党いたしました。
今、中におられる方が犠牲にならないように戦っておられる武田先生を拝見し、当時の自分が取った行動を顧みることがあります。
何かもっとできたのではなかったかと。
でも、多分無理でした。

静岡支部が設立されたのは、全国でも遅く、一昨年の参院選が始まるほぼ1ヶ月前でした。
設立と同時に当時の支部長や副支部長と共に、私は全国の役員チャットに参加しましたが、思い起こせば、当時からそこは上意下達の一方通行で、事務局長は絶対的存在という異様な雰囲気でした。
例えるなら、今から約4年前、コロナ騒動が始まり、世論が「コロナ怖い、マスクせよ」の全体主義に染まったあの頃の社会と似ています。
今はもうすっかり忘れ去られていますが、当時は「コロナはただの風邪」「ワクチン射つのは危険」そんなことを言うのも憚られるくらいの圧倒的な同調圧力があり、意見や異論は許されない世界でした。
そして、党本部の雰囲気もまったく同じように、私には感じられました。
ただ、何も考える余裕はありませんでした。
参院選直後には、県で一つだった支部を小選挙区ごとに分割せよとの命令が下り、そして1支部ごとにタウンミーティングを開催せよとの指示も同時にありました。
それが一段落したら、怒涛の統一地方選挙の始まりです。
実際に活動できる党員が少ない中、私たちは党本部の要求に応えるべく、皆互いに協力し合いながらがんばっていました。
本当にこれが党勢拡大になっているのか、党運営の中で疑問に思うことはいくつもありました。
質問する機会はあったので投げかけましたが、回答はありませんでした。

そんな中、人脈の広いある支部長によって、党の内情が漏れ伝わることになります。
私たち自身でさえにわかには信じ難い内容でした。
しかしそれが決定的となった時、そのような雰囲気の中でそれを説明する手段もなく、また仮にあったとして党員の皆さまに信じていただく自信もなく、あのような結果に至りました。
党勢拡大のために自分ながらに努力し、巻き込んでしまった方への責任を放棄してしまったことについて、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

もう一度、武田先生がおっしゃっていることを繰り返します。
党員の皆さま、離党いたしましょう。
2人目の犠牲者を出さないために。

人は過ちを侵すものです。
一人の人間が常に正しいということなどあり得ません。
党の代表も同じです。
彼は周知独裁を宣言し、実際に党規約は党員に何の権限も与えていませんが、彼が間違った時にはどうするのでしょうか。
その時に党員の皆さまができるのは、離党することだけです。
国を変えるには、広く国民の支持を集めなくてはなりません。
今の参政党にそれが可能かどうか、嘘が嫌いな日本国民に今の参政党が支持されるかどうか、よく考えていただきたいと思います。

(文責:鈴木雅乃)

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