「浜松市における新型コロナワクチン接種後死亡データの客観的分析」解説シリーズ、最終回となる第5回です。今回は、これまでの分析を総括し、海外との比較、そして私たちの提言をもって締めくくりたいと思います。
これまでの分析のまとめ
このシリーズで見てきたように、浜松市の公式データからは以下の客観的な事実が浮かび上がりました。
- 接種者の死亡率は非接種者を9.2%上回っていた。(特に70代以上で顕著)
- 接種が進んだ時期と連動するように、週ごとの死亡者数が過去にないレベルで増加する「波」が見られた。
- 浜松市で見られた死亡率の増加は、日本全体の「超過死亡」の増加率とほぼ一致していた。
接種先進国アメリカとの比較
さらに、日本の状況を相対的に見るため、アメリカのデータと比較してみましょう。

グラフを見ると、ワクチン接種で先行していたアメリカを、日本が猛烈な勢いで追い上げ、接種回数で上回っていく様子が分かります。その結果どうなったか。驚くべきことに、日本は接種回数でアメリカを追い抜くと同時に、人口あたりの陽性者数でもアメリカを大きく上回る「逆転現象」が起きたのです。 死亡者数についても同様の傾向が見られました。
この事実は、「接種を進めれば感染や重症化を防げる」という当初の説明とは相容れないものであり、私たちはこの現実を直視する必要があります。
結論と、志氣友学舎からの提言
本分析は、ワクチンと死亡の因果関係を断定するものではありません。しかし、両者の間に看過できない「相関関係」が存在することを、公的なデータが示しているのは事実です。
この重い事実を踏まえ、私たち志氣友学舎は、社会全体でこの問題に真摯に向き合うべきだと考え、以下の三者へ提言します。
① 国および自治体へ
透明性こそが信頼の礎です。ロット番号や詳細な健康状態を含むデータを、国民や研究者に継続的に公開し、誰もが検証できる体制を整えてください。そして、健康被害に苦しむ方々への迅速かつ公正な調査・救済制度を再構築してください。
② 市民の皆様へ
ご自身の健康は、誰かに委ねるものではありません。政府やメディアからの情報だけでなく、本報告書のような多角的な情報にも目を向け、ご自身の年齢、健康状態などを考慮して総合的に判断することが重要です。
③ 専門家・医療関係者の皆様へ
国民の命と健康を守るという崇高な使命に基づき、接種後の健康観察や報告体制を一層充実させてください。そして、一人ひとりの患者に対し、医学的見地だけでなく倫理的観点からも、十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)を徹底し、その判断を尊重してください。
おわりに
今回の報告書が、皆さん一人ひとりの「気づきのきっかけ」となることを願ってやみません。志氣友学舎は、これからも利他の精神に基づき、社会に貢献する活動を続けてまいります。
5回にわたり、お読みいただき誠にありがとうございました。
(本記事は、志氣友学舎による市民研究報告の一部です。)
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